2016年7月13日水曜日

小笠原徹「SOU」

こんにちは、スタッフの二宮です。

小笠原徹「SOU」始まっています。



小笠原徹さんは、雑誌、音楽関係、広告など、幅広い分野で活動中の
イラストレーター。
作家活動も精力的に行っており、個展は2年ぶりとなります。

作品と向き合うとき、何も考えずに入る事が多いです。
仮にイメージがあったとしても、最終形態は全く別物になっています。
頭の中に記憶のイメージが多数あり、沢山のイメージが重なり合う事で、
また新たなイメージへと変貌させます。
描いては消し、描いては消しを繰り返す事により生まれる、
その一枚に過ぎないのです。
それを今回「SOU」と言う形で表現できれば嬉しく思います。

【SOU】..... 層、イメージの集合体、レイヤーの集合体、意味などない。

247枚のSOUが、ギャラリーの壁を埋め尽くしています。











鉛筆で描かれたモノクロのドローイングは、
タッチもスタイルも様々、描かれる対象物も様々です。
動物、人間、建造物、まるいもの、図形のようなもの、黒い闇のようなもの、
なんだかわからないクリチャー、文字、筆跡、かすれ、
同じモチーフがたびたび登場したり、隣り合う作品との関連性を考えたり、
一枚一枚の絵に対するストーリーは、見る人に委ねられています。









「絵だけ描いていたいわけじゃないから。
 やりたいことがたくさんあって、
 スケートもしたいし、生活全般を楽しんでいたい。」

そんな風に、日常のあらゆることに目を向けているからこそ
頭に浮かぶイメージの幅は広く、自由でいられるのだと思います。
人は目に見て、自分自身で認識しているものの何十倍のものを
実際には見ていています。
そういった無意識のなかにあるイメージを覗いているようで、
とても愉快です。







これだけの圧倒的な量に対して、1週間という展示期間はとても短かいですが、
ギャラリーの壁に、もう一層の壁ができていることで
わたしたちの記憶の中にも、新たなイメージが刻まれました。
イメージの凝縮された空間を、
どこか飛び抜けている爽快感をぜひ現場で味わってください。

次回の個展では、隙間も無いほどに、壁一面に敷き詰めていただけることを
期待しています。







「スケートやるときに着れたらいいと思って。」
と制作されたTシャツも2,800円で販売中です。

小笠原さんは、14(木)〜17(日)に在廊の予定となっております。

16(土)には17時より、南風食堂さんのケータリングも入り、
レセプションパーティが開かれます。
どなたでもお越しいただけますので、ぜひお運びくださいませ。

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2016/07/12(火)〜07/17(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)

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2016/07/19(火)〜07/24(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)

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