2014年10月8日水曜日

平林義男/個展 -日記 ー

こんにちは、スタッフの二宮です。
「平林義男・個展 -日記 ー」始まっています。






平林義男さんは、拠点である長野県を中心に、年に一度は個展を、
他グループ展も多数開催し、様々な賞を受賞しながら活動を続けています。
東京での個展は初だということで、
いままで、日記のように制作し続けて来た作品、
50点がギャラリーの壁を彩っています。









コラージュ、ペインティング、オイルサーフェイス
(油絵の具をとかしたものを一度紙に塗り、それをカーボン紙のような役割で表面を別の紙に接着し、
上から鉄筆のようなもので描いて転写するという技法)、
石膏で固めた表面を削ったりひっかいたり絵の具を染み込ませたりして絵を描いたもの、
など、表現方法も様々でユニークです。

もともと大学で油画を専攻しており、油画で制作していたのですが、
かっちりと描くのがいやになり、
2年間は絶対毎日1枚描くということを決めて、
サンホール(22.7×15.8センチ、絵画のサイズ)の作品をつくっていたそうです。
それはまるで修行のようだったけれど、
一度描いたものをまた出してきて、その上から手を加えたりを
続けているうちに、今のスタイルを見つけていったのだとか。









たくさんの作品を観ていると、
楽しいような、哀しいような、いろいろな気持ちになります。
なんどもみてしまうね、とぐるぐる行ったり来たりしている人もいました。
わたしもそうでした。





少年の様な無邪気な心を持ち合わせ、
社会との関わり合いのなかで感じること、考えなければいけないこと、
普遍的な植物や生物の美しさに感動すること、
そういうのもが、日々の平林さんの制作のなかに
組み込まれているように感じました。

そして、表現の中に含まれる、少しのユーモアや笑いが、
見る人の心も開いてくれるので、
なんども見入って、絵の中に引き込まれてしまうのかもしれません。





いろいろと会話したなかで、
「表現するには、純粋でなければいけないよね。」
と笑顔で話す平林さんが印象的でした。

ぜひ、足を運んで、絵と向き合ってみてください。
じっくりなんどでもぐるぐるしてみてください。
平林さんは、水木を除いて、終日在廊の予定になっています。


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2014/10/07(火)〜 10/12(日)
11:0019:00(最終日〜18:00


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Many A only Picture Book Vol.

2014/10/13 (火)  10/19(日)
11:0019:00 (最終日 18:00

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