2014年4月16日水曜日

渡邉知樹展 Hidden

こんにちは、スタッフの二宮です。
渡邉知樹展 Hiddenがスタートしました。




渡邉知樹さんは、年に数回の個展をメインに、
渋谷パルコ、ラフォーレ原宿などのイベントに参加しながら制作を続ける画家。
これから絵本を発表する計画があり、
今回のプロフィールには「絵本作家」と記してあります。


今展は、
Hidden≒隠されたモノをテーマにした水彩画と鳥オブジェの展示です。





渡邉さんの言う水彩画とは、水に溶ける絵の具、の意で、
アクリル絵の具に水性インクを混ぜたり、ボンドを加えたり、
こすったり引っ掻いたり、一度紙やビニールに描いた物を転写したりと、
手法は様々。
発色のきれいなもの、落ち着いたモノクロのものが、壁に並び、
かれこれ7年くらい作り続けている鳥のオブジェは、60点近く、
すべて違う色や柄が施され、群をなしています。






絵を描くとき、渡邉さんは、
ほとんどの場合、なにも決めないで描くそうです。
下書きやラフもなく、頭のなかのイメージも作らず、着地点も決めずに描いていきます。
描きながら、天地もぐるぐる変わるし、
だんだん進めて行くうちに、この辺かな〜と、終わりが見えてくるそう。
「紙が好きだから、紙の部分を残しておきたい。
紙にお化粧するようなイメージかな。」と。
描き上がったものを、しばらく間を置いて見て、タイトルを付け、
ああ、こういうのが描きたかったんだな、と気付くそうです。
「自分の描いた絵を見ている目線は、他者の目線と同じなんだと思う」と。




紙を選び、額を選び、キャプションを用意し、
そのひとつひとつが丁寧に行われていて、
見る人に、きちんと見てもらいたいという気持ちが伝わってくるようです。

そうやって、自分の内面とコミュニケートしながら、
他者とも関わろうとする姿が、まっすぐ感じられ、気持ちが良いのです。




渡邉さんの制作風景を、
友人であり、写真家の添田康平さんが撮影編集し、
“be at work vol.1 渡邉知樹”として、1つの映像作品に仕上げたものが、
会場で流れています。
こちらもとても丁寧に作られています。
映像の中で流れるピアノは渡邉さんが演奏しているもの。雨音のようでずっと聴いていられそうです。




渡邉さんは、毎日終日在廊予定。
初日いらした方の多くが、渡邉さんに、技法や素材などについて
聞いていたのを見受けました。

ぜひ、絵を通して、また会話をしながら、
コミュニケーションしてみてください。

会期中は、渡邉さんのライフワークでもある似顔絵も描いたりしています。
B3サイズ、希望者には、B全でも描きますと!




19日土曜日には18時よりささやかなクロージングパーティーが開かれます。
どなたでもご自由にお越しください。
そして今後の予定は、

2014年6月19日(木 )~7月1日(火 )
“水のことだけ考えていた”
吉祥寺・にじ画廊にて
個展。水彩画、鳥オブジェの展示。

2014年8月26日(火 )~31日(日 )
“ノスタルジア”
恵比寿・ギャラリーmalleにて
玉野太一(花道家 )との2人展。
水彩画と鳥オブジェと花の展示。


と精力的に活動は続きます。


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2014/04/15(火)〜04/20(日)  
11:00~19:00(最終日〜18:00)  
レセプション:04/19(土)18:00〜   

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NEXT EXHIBITION>>

2014/04/22(火)~05/04(日)
11:00~19:00(最終日〜18:00)※04/28(月)休み
OPENING PARTY 04/22(火)18:00~20:00

クラークソン瑠璃 刺繍する犬 jungjung 203gow 二宮佐和子 
Nukeme 蓮沼 千紘(an/eddy) まるやまあさみ Mana Morimoto 

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